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エンディングメッセージ

  • 「感謝のことば」

    先日の緊急入院から三日が経ち、容態も安定してまいりましたので、この機会にメッセージを記したいと思います。

    妻、優子へ
    これまで妻として私に連れ添い、そして子供たちを育ててくれて本当にありがとう。結婚してすぐに海外赴任となった時もきみが一緒だったから不安もなく、慣れない海外生活を楽しく過ごせたのだと思っています。孝太郎が生まれた時は感動のあまりきみは大泣きしましたね。夕貴の時は難産で、私のほうが大泣きしました。毎朝早起きして、私と子供たちのお弁当を作ってくれてありがとう。栄養に気を配りながら、さりげなく好物を入れてくれるきみの愛情はちゃんと届いていましたよ。もし私がこのまま旅立っても、どうか悲観せず、子供たちと、もうすぐ生まれる孫と共に生き抜いていってください。そしてたまには空を見上げて私のことを思い出してください。長い間本当にありがとう。感謝の気持ちでいっぱいです。

    孝太郎、夕貴、克也へ
    きみたちのことだから心配はしていません。孝太郎は帰国のたびにスコッチを仏前に供えること。夕貴は新しい命のことをなにより考えて行動すること。そして克也くん、夕貴と添い遂げてくれとは言いませんが、そのかわり、毎日水を差して家庭という種を枯らすことなく育てていってください。いつか困難にぶつかる時、私はそばに居ないかもしれません。それでも心の中で耳を澄まして私に問いかけてみてください。私は、そんな未来の克也くんを想像するだけで、安らかな心持になれます。孝太郎、夕貴、克也くん、どんな時代でも、どこにいようとも、お母さんを支えてみんなで力を合わせ生きていってください。

    鈴木敏弘くん
    気がつけばお互いもう若くはないけれど、心は十代のまま、いつまでも語らい合える仲でした。野球部での鈴木くんの力強い打球ときたら、そしてスコットランドのゴルフではあの驚くべき特大OBが忘れられません。活力あふれるきみのことだから定年後もますます元気に第二の人生をエンジョイすることと思います。時には大いに笑いあい、時には厳しく高めあい、よき友として共に歩んでくれてありがとう。生まれ変わってもきみの友になれることを願って。

    会社のみなさん
    私は常に正しい人間ではありませんでした。でも、みなさんが私を支えてきてくれたからこそ、笑顔で定年を迎えることができました。とりわけ吉田さん、田中くん、慎一郎、鈴木さん、ともに新規事業を立ち上げた大田さん、本当にお世話になりました。みなさんと一緒に仕事ができて幸せでした。

    私は大勢の人たちに支えられてここまで走ってきました。このメッセージとともに感謝の気持ちを送ります。
    どうもありがとうございました。

    2015年6月9日 山田太郎